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発明者の権利 ノーベル賞 中村修二 [ノーベル賞]

2014年ノーベル物理学賞を、日本人の3人が受賞しました。

名城大学の赤崎勇教授(85)と 名古屋大学の天野浩教授(54)、
米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3人。

その中の一人、 中村修二教授は、発明者の権利 の道を切り開いた
第一人者です。

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青のイルミネーション(LED) 東京タワー.jpg
省エネで環境に優しい新しい光源

中村修二さんは、元勤務先である徳島の会社
「日亜化学工業」との訴訟を起こして、技術者の地位を
勝ち取った科学者です。

中村教授は開発当時、徳島県の「日亜化学工業」の社員でした。

青色LEDの開発により 会社は数多くの特許を取得し、
莫大な利益をあげました。

しかし、社員として、受け取った報奨金はわずか「2万円」。

これから裁判に発展することになります。
2005年に8億4000万円を支払うことで和解。

社会的問題となり、サラリーマンの発明に対して、
特許法の改正につながりました。

中村修ニ教授が、2001年残した言葉です。

「日本の技術者、研究者は冷遇されている、
世界的に見て。私の訴訟を契機に、 技術者の地位が
少しでも良くなることを期待している」

2001年、中村教授は会社側を相手取り、特許権が自分にあることと
報酬20億円の 支払いを求めて提訴しました。

中村修ニ教授
「日本の技術者、研究者は冷遇されている、世界的に見て。私の訴訟を契機に、
技術者の地位が少しでも良くなることを期待している」(〔2001年〕)

職務発明の特許の権利.jpg
職務発明の特許の権利

裁判では、東京高裁は、日亜化学工業に200億円を支払うよう命じ、
大きな話題になりました。
2005年に8億4000万円を支払うこの支払いで和解が成立しています。

特許をめぐるサラリーマンの 研究のあり方・職務発明の特許の権利
を築きあげた事件となりました。

中村修ニ教授

「これから技術者・研究者の研究に対するインセンティブ(報酬)が上がり、
皆さん 一生懸命発明して特許を出す。それは企業にとってもプラス。
若い子どもたちが夢を持てる。
“すごい大発明をすれば大金額がもらえる”と」(〔2004年〕)

アメリカンドリーム発想を中村修二教授は持ち合わせています。

現在中村修二さんはアメリカに在住し、アメリカ国籍も持っています。

中村修二 青色LED開発の記事.jpg
LEDもこのままでは負ける!

今回、名誉あるノーベル賞の受賞の中村修二教授は前から心配しています。
このままでは負ける!

LED(発光ダイオード)の世界市場で日本メーカーはトップシェアを誇っているが、
韓国や台湾の追い上げはすごい。
開発者として心配だと。
パソコン(液晶ディスプレイ)・携帯電話も同じだったように・・・


ノーベル賞 2014の発表 受賞会見 天野浩 家族の記事です。

http://kinisuru-kininaru.blog.so-net.ne.jp/2014-10-10-2

ノーベル賞 2014の発表 受賞会見 赤崎勇の記事を書きました。

http://kinisuru-kininaru.blog.so-net.ne.jp/2014-10-08
 
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